@出産


出産祝い

 出産は夫婦にとって結婚後に迎える初めてのおめでたい出来事。ですから、知人が出産したという知らせを受けたら、快くお祝いをしてあげましょう。また、第2子、第3子ともなると、お祝いがどうしても地味になってしまいがち。しかし、それはそれで仕方ないことですが、親しい友人、お世話になっている人には、第1子と同じようにお祝いをしてあげましょう。また、男の子ばかり、あるいは女の子ばかり続いても、そういう事は口にしてはいけません。

 出産祝いには、ベビー用品を贈るのが一般的ですが、とてつもない種類があります。これでは選ぶほうも大変。まして、お母さんの好みもあって、気に入ってもらう品を選ぶのは至難のワザ。そして、だいたいの贈り物がタンスのこやしになってしまうケースが多いようです。

 こうならないための方法は二つ。一つは相手にベビー用品のカタログを事前に見てもらい、気に入った品を贈ること。もう一つは現金を贈ることです。また、最近では、ベビー用品を贈るよりも、その親へ「親になったお祝い」として何か贈るという人もいるようです。

 一般的に出産祝いに喜ばれる品は次のとおりです。1、ベビー服。すぐ使えるものよりも、半年後、1年後に使えるサイズの大きい物のほうが喜ばれます。あまりに派手で、王子様風、お姫様風の物は実用的ではなく、タンスのこやしになる可能性があります。色、デザイン、サイズなど、親と相談した方がいいでしょう。2、紙おむつ。親しい人にはいいのですが、これもサイズがあるので注意してください。3、ベビーベッド、乳母車。こういう大物は祖父母が買ってくることが多いので、贈る前に確かめて重ならないように注意しましょう。4、毛布、タオルケット。これもあまり重なると、収納が大変なので必要かどうか聞いてください。5、おもちゃ類。ぬいぐるみ、木馬などが喜ばれます。6、その他喜ばれる品。現金、商品券、アルバム、写真立て、タオルセット、オルゴール、銀のスプーンセット、名曲のCDなど。7、両親への贈り物。紅白のワイン。母親用のアクセサリー。

 現金を贈るときの相場は次のとおりです。1、上司、同期、同僚。5千円。職場の全員か、有志の連名でまとめて贈るのが一般的です。親しい人には、その他に5千円相当の贈り物を。2、友人、知人。5千円。特に親しければ1万円。3、隣人、大家。親しさの度合いに応じて、3千円か5千円。4、オジ、オバ、イトコ。1万円。自分の親がお祝い金を贈っていたら、5千円。5、兄弟、姉妹。2万円。その他、何か贈り物を。

 出産祝いは出産直後だったら持参するより、デパートなどから配送したほうがいいでしょう。というのはお産は母親にとって大仕事で、出産後は休養が必要なのです。そんなときに、お祝いの品を持参して相手を疲れさせるのはよくありません。持参するのだったら、出産してから2週間目以降にしましょう。出産直後は、祝電、カードなどでお祝いの気持ちを伝えるのがベスト。

 出産祝いの金品の表書きは「御祝」「寿」「御出産祝」などとします。祝儀袋は、水引きが紅白の蝶結びになったものを使います。

@出産Top



Copyright 2009 @出産. Rights Reserved.
inserted by FC2 system