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お礼状の書き方

 お礼状の基本は、弔慰のとき以外、できるだけ早く書いて出すという事です。特にお祝い金が郵送されてきたり、品物が配送されてきた場合、無事に着いたという報告にもなるため、こういう場合は着いた日か翌日には必ず投函すること。

 お礼状は、早く投函する必要があるためハガキでかまいません。といっても、乱雑な文面にしない事。丁寧に感謝をこめて書くことが大切です。いくら早く知らせる必要があるからといっても、よほど親しい間柄でない限り安易に電話で済ませてはいけません。官製ハガキも切手もないとき、どうしてもすぐ出したいなら、郵便局の本局に問い合わせてみましょう。営業時間外でも速達などを扱う窓口がある場合があります。

 お祝いの品物を貰ったことに対するお礼状は、単に「誠にけっこうなお品を・・」とか「お心尽くしのお品を・・」などと書かずに、具体的にその品物をどのように利用したか、食べ物だったらどんな味わいだったかを書くと相手が喜びます。

 そして、婚約、結婚祝いに対するお礼状は、あまりノロケを書かないよう注意します。その他、昇進・栄転・受賞祝いに対しては、有頂天になっている様子を書くのもみっともないこと。お祝いは、当の本人にとって舞い上がるような気分でしょうが、それをあまり見え見えに出すと、お礼状を貰った相手が気分を害することになります。

 お見舞いに対するお礼状は、感謝の言葉と自分の近況を書きます。出産・病気見舞いのお礼状はすぐ書くという訳にはいかないので、退院してから書いてもOK。

 贈答品が届いたことに対するお礼状は、お祝いの品物を貰ったときと同じように具体的にどのように使ったかを書きます。

 特別、お世話になったことに対するお礼状は、素直に自分がいかに助かったかを、また、訪問のお礼状や旅先でお世話になったことへのお礼状は、そのときの思い出をつづることが相手を喜ばせます。

 弔慰に対するお礼状は、すぐ出すという訳にはいきません。仏式の葬儀をとり行なった場合、七七日(49日目)の忌明けまで、遺族は外部に手紙を出せないことになっています。そのため、お礼状は、忌明け以降となります。

 お礼状には生前の付き合いに感謝する言葉、現在の気持ちなどを書きますが、あまり湿っぽい文章は禁物。できれば、悲しみにめげずに前向きな姿勢で生きていくような文章で締めくくります。

 一般的にお礼状の書き出しは、時候のあいさつで始まりますが、相手が親しい場合、いきなり本題に入ってもかまいません。また、品物に対するお礼状は、品物がいつ届いたか日付を書いておくことを忘れずに。

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