コラム・日記


任意整理の手順〜借金返済体験談

 弁護士に任意整理をお願いすると、弁護士が各ローン会社に受任通知というものを出してくれます。この債務者の債権の整理を私が受任しましたよ。と通知するわけですね。

 弁護士が受任通知を出すと、一時的に支払いの催促が止まります。だいたい、債務の再計算やローン会社との交渉が終わるまでの間、4〜5ヶ月ローン会社への支払いをしなくて済む訳です。だから、この間に弁護士への依頼料を準備する金銭的余裕ができるわけです。また、可能ならこの期間に多少の貯金が出来ればベストです。

 なぜなら、債務の再計算が終わり、月々の支払いが再開されると一回でも、未払いにならないように毎月返済して、3年間で完済しなくてはいけないからです。

 弁護士への手付金が用意出来ない場合でも、ローン会社への支払いを一時的にストップして依頼料にまわすようにします。督促状や催促の電話が来ますが、弁護士が受任通知を出すまでの我慢です。

 この辺りが多重債務者が弁護士を雇えるからくりと言えるかもしれませんね。僕も実際にこのような状況になるまで、なぜ、多重債務者が多額の依頼料を必要とする弁護士を雇えるのか不思議でなりませんでした。

 債務整理は確かに楽な事では無いと思います。任意整理を始めても途中で支払いが出来なくなるパターンも少なからずあるようです。3年間、一度でも欠かす事なく支払いを続けるというのは大変な事です。

 でも、多重債務のせいで精神的に追い詰められるくらいなら弁護士に頼る事を考えた方がいいと思います。弁護士も根性論で物事を語ったりはしません。例えば寝る間を惜しんで、昼も夜も働いて借金を返しなさいとかは言いません。

 あくまでも現実的に今の収入で無理をせずに借金を返済出来る方法を模索してくれます。

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